日本RV協会は、キャンピングカーユーザーがどのような旅行を楽しんでいるのか、さらに目的地選び・旅情報の取得方法などを調査し、結果を発表した。計画だけでなく旅先でもスマートフォンを活用するなど、インターネットの活用率が非常に高いことが判明した。
この調査は、夏休み直前の6月中旬から7月中旬にかけて、キャンピングカーユーザーが旅行の目的地をどのようにして決めているのか、旅行情報をどのように入手しているのか、どのような旅行スタイルを求めているのかなどについて調査したもの。調査対象は同協会のホームページにアクセスしたキャンピングカーユーザー約200人。
その結果、キャンピングカーユーザーも旅行の目的地を決めるときなどインターネットの活用度が非常に高いとわかった。35.2%の人が「インターネットを使って旅行・観光情報を探して決める」と回答している。次に多かったのは「家族で相談し合い、家族の意向がいちばん強かったものから決める」(22.5%)だった。以下、「テレビなどで紹介される観光地情報」「書店で売られている観光情報誌などを読んで決める」が続いた。
「旅行に発った後、移動中に目的地の情報を入手する方法」を尋ねると、41.4%がスマートフォンを利用していると答えており、旅行のすべての局面でインターネットの利用率が高いとわかった。2位以下の回答は、「道の駅、高速道路のSA・PAなどで得られる様々な地元情報」「温泉ガイド、キャンプ場ガイドなどの雑誌・書籍類」だった。
「興味を惹かれる旅行のテーマ」について聞くと、「名湯・秘湯をめぐる旅をしたい」という回答が24.3%で1位となり、温泉人気が改めて裏づけられた。ただし、「地元料理の有名店や産直市場を訪ねるなどグルメを追う旅をしたい」という回答も21.6%で僅差の2位となり、キャンピングカーユーザーは宿泊費をグルメに回しているとの見方もできそうだ。3位以下は、「日本三景、日本百名山など美しい自然や登山に親しめる旅をしたい」「美術館、博物館、城跡など歴史やアート、民芸にまつわる旅をしてみたい」が続いており、キャンピングカーユーザーは幅広い分野に興味を持っていることがわかった。