LINEは19日、スマートフォンアプリ「LINE」において、「PINコード」の設定を必須とすると発表した。多発している不正ログイン(アカウント乗っ取り)対策の強化を狙いとしており、22日午後2時頃より必須とする。
「LINE」では、「リスト型攻撃」と呼ばれる手法を使ったアカウント乗っ取りや、不正ログインによる被害が数多く報告されている。同社では不正ログイン対策として、パスワードの変更をユーザーに呼びかけているほか、PC版の「LINE」にはログイン時に「認証番号」を入力する手順を追加している。
スマートフォン版「LINE」にて必須化される「PINコード」は、「LINE」にログインしようとしているユーザーが本人かどうかを確認するための4ケタの暗証番号。スマートフォン版「LINE」において「PINコード」の設定が必須になると、電話番号の違うスマートフォンでログインする場合、「PINコード」の入力が必要となる。設定は、アプリ上「その他」の項目から設定することができる。
同社公式ブログでは、すでに「PINコード」を設定しているユーザーにも、もう一度確認することを呼びかけるとともに、規則性がなく、個人情報と関連のない「PINコード」の設定を求めている。