日本時間の18日午前2時、「iOS 8」がリリースされアップデータの提供が開始された。ここでは、PC(iTunes)とワイヤレス(Over The Air)の2とおりでiOS 8にアップデートする手順を解説しよう。

まずはバックアップを

なにはともあれ、アップデート前には「バックアップ」したほうがいい。なにかの理由でアップデートに失敗すれば、iOSデバイス上のデータが失われてしまう。アドレス帳や通話履歴が消えてしまったときのダメージを思えば、バックアップにかかる手間など軽いものだ。

iOSデバイスのバックアップ先には、iCloudとパソコン(iTunes)の2種類がある。手軽さでいえば前者だが、安全性および確実性でいえばケーブルで接続する後者だ。しかも転送レートはUSB 2.0であり、クラウドへのデータ転送に比べ時間を節約できる。

iTunesにバックアップしたほうがベターだが、PCを必要としないぶんiCloudバックアップのほうが使いやすい面はある

iTunesにバックアップしておけば、機種変更後のデータ転送に役立つ

さらにいえば、iTunesにバックアップする場合は「iPhoneのバックアップを暗号化」というチェックボックスを有効にしたほうがいい。そうすれば、ログインが必要なアプリに登録しているユーザID/パスワードまで保存されるので、バックアップを復元したときに再入力する手間がない。近々iPhone 6/iPhone 6 Plusへの機種変更を予定している場合は、この方法でバックアップすることをお勧めする。

念のため、アップデート前にはバックアップを実行しておくこと。その際、「iPhoneのバックアップを暗号化」を有効にしておいたほうがいい(パスワードを忘れないよう注意)