『妖怪ウォッチ』の大賞とともに「経済産業大臣賞」にも輝いたレベルファイブ・日野晃博氏に「ジバニャン」もお祝い

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は18日、千葉県・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2014」のメインステージにて「日本ゲーム大賞2014」の大賞を発表し、今年度は『妖怪ウォッチ』と『モンスターハンター4』の2作品が選出された。

日本ゲーム大賞2014は、2013年4月1日から2014年3月31日の期間に日本国内でリリースされた家庭用ゲーム機やパソコン対応ソフトなど、コンピュータエンターテインメントを対象に、一般投票および日本ゲーム大賞選考委員で審査を実施。年間を代表するにふさわしい作品を表彰する「年間作品部門」各賞、日本を代表するトップクリエイターがプロの視点で選ぶ「ゲームデザイナーズ大賞」、ゲーム産業の発展に寄与された人物、団体に贈られる「経済産業大臣賞」が選出される。

司会は、今年で3度目となるタレントの伊集院光と前田美咲が担当。大賞には『妖怪ウォッチ』(ニンテンドー3DS/2013年7月11日発売)と『モンスターハンター4』(ニンテンドー3DS/2013年9月14日発売)の2作品が選出され"ダブル大賞"に。そして、近年の日本の家庭用ゲーム産業の発展に寄与された人物・団体に贈られる「経済産業大臣賞」には、『妖怪ウォッチ』のゲームを起点に、TVアニメ、漫画、玩具といった派生コンテンツを提供し、ゲームの可能性を示したレベルファイブ代表取締役社長・日野晃博氏が受賞した。

登壇した日野氏は「『妖怪ウォッチ』は親子でメダルを探したりゲームを攻略したりと、親子で楽しめる作品作りを心がけてきたので受賞はうれしい。これだけの結果が出せるんだと自分たちでも驚いています」と喜びを噛み締めていた。また、『モンスターハンター4』のプロデューサー・辻本良三氏は、「アクションなどを一から見直した『モンハン4』は僕にとって転機になった作品。そんなタイトルに賞をいただき、うれしく思います」と涙をこらえながら受賞トロフィーを手にしていた。

司会の前田美咲と伊集院光

ゲームデザイナーズ大賞の審査委員長を務めた桜井政博氏

レベルファイブの日野晃博氏

左からカプコン『モンハン4』プロデューサー・辻本良三氏、ディレクター・藤岡要氏

また、伊集院は友人の母親から聞いた話を披露し「子供が『妖怪ウォッチ』のメダルが付属というので初めてシャツを選んだのだが、2着目からは自発的にシャツを選びはじめたようです。ファッションのきっかけがゲームということもあるんですね」とゲームの可能性を示した『妖怪ウォッチ』を称賛していた。優秀賞に選出された計11タイトルは以下のとおり。

『艦隊これくしょん -艦これ-』(ブラウザゲーム)
『ラスト・オブ・アス』(PS3/PS4)
『妖怪ウォッチ』(ニンテンドー3DS)
『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』(PS3/PS4/PC)
『モンスターハンター4』(ニンテンドー3DS)
『グランド・セフト・オートV』(PS3/Xbox 360/PC)
『ポケットモンスターX・Y』(ニンテンドー3DS)
『スーパーマリオ 3Dワールド』(Wii U)
『パズドラZ』(ニンテンドー3DS)
『DARK SOULS II』(PS3/Xbox 360/PC)
『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』(PS3/PS4/Xbox 360)

なお、グローバル賞・日本作品部門は『ポケットモンスターX・Y』(ニンテンドー3DS)、グローバル賞・海外作品部門は『グランド・セフト・オートV』(PS3/Xbox 360/PC)、ベストセールス賞は『ポケットモンスターX・Y』(ニンテンドー3DS)、特別賞は『ソリティ馬』(ニンテンドー3DS・ダウンロード専用ソフト)が獲得。そして、これまでにない斬新かつ革新的で創造性豊かな作品をプロのクリエイター自らが選考、表彰するゲームデザイナーズ大賞には『ブラザーズ 2人の息子の物語』(PS3・ダウンロード専用ソフト)が輝いた。