Amazon.co.jpは18日、同社タブレット「Kindle Fire HDX」の新製品「Fire HDX 8.9(ニューモデル)」を発表した。プロセッサに2.5GHz駆動の4コアSoC「Snapdragon 805」を搭載しパフォーマンスが向上したほか、ドルビーの立体音響技術Dolby Atmosの搭載、Fire OS 4の採用などが特徴となる。

同日より「Amazon.co.jp」で予約開始。ラインナップと価格は、16GBモデルが40,980円、32GBモデルが47,180円、64GBモデルが53,280円(いずれも税込)。出荷開始は11月4日。

新しいFire HDX 8.9

新しいFire HDX 8.9は、2013年10月に国内発表された同社のハイエンドタブレット「Kindle Fire HDX 8.9」の新モデル。8.9型ディスプレイを搭載した375gのタブレットで、解像度は従来同様2,560×1,600ドットとなる。ワンタップでAmazonのサポートにつながるサポート機能「Mayday」ボタンにも対応する。

プロセッサには、前世代機で採用していたSnapdragon 800からパフォーマンスが15%アップした、2.5GHz駆動のSnapdragon 805を搭載。グラフィックスはAdreno 420(SoC実装)で、前世代機と比べグラフィックスパフォーマンスで60%、電力効率で20%向上したという。 サウンド面では、DolbyオーディオX2に加え、タブレットとして初めてヘッドホン用に立体音響技術Dolby Atmosを搭載。音量を最適化し、コンテンツの種類により音響を自動調整する。

OSはAndroidベースのFire OS 4「Sangria」を採用。写真やAmazon購入コンテンツ用の無料・容量無制限のクラウドストレージも用意する。

8.9型のHDXディスプレイは、2,560×1,600ドット解像度対応や、環境光に応じて画面のホワイトを調整するダイナミックライトコントロールなど、基本的に前モデルを踏襲。本体には高強度のガラス繊維強化ナイロンを加えたマグネシウムUnibodyきょう体を引き続き採用する。また、カメラも前世代機と同様、前面にHDカメラ、背面に8Mピクセルカメラを備える。

このほかの主な仕様は、RAMが2GB、バッテリ駆動時間は通常使用時で最大11時間(書籍のみで最大18時間)。通信はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。インタフェースはmicroUSB、3.5mmステレオジャックなど。本体サイズは231×158×7.8mm、重量が375g。