東芝は17日、業界No.1(東芝調べ)の省エネ性能を達成した貯湯式温水洗浄便座「クリーンウォッシュ SCS-T275」を発表した。10月1日より発売し、価格はオープン、市場価格は税別29,000円前後。合わせて、SCS-T275と同等のスペックで、操作方式がリモコンではなく手元操作式になる「SCS-175」も発売する。市場想定価格は税別22,000円前後。

SCS-T275

SCS-175

SCS-275は省エネ性を高めるために、短時間で水が温められる600Wの温水ヒーターを温水タンクに採用。温水タンクには断熱材を使用し、お湯の放熱を抑える工夫をしている。これによって、貯湯式温水洗浄便座としては初めて、2012年省エネ基準達成率135%を実現した。その他にも省エネ機能として、未使用時の便座温度を28℃に保つ「節電モード1」と、毎日同じ時間帯(9~5時間の5段階で1時間単位)に温水タンクと便座の保温を停止する「節電モード2」を選べる。

洗浄面では、シャワーに気泡を混入して、やわらかくボリューム感を与える「エアイン洗浄」機能を搭載。洗浄モードは2種類で、ノズルを動かさない「ノーマル洗浄」とノズルを前後に動かす「ムーブ洗浄」があり、位置は7段階で調整可能。また、「おしり洗浄用ノズル」と「ビデ洗浄用ノズル」がそれぞれ独立している。

ノズルは洗浄前後に自動洗浄する「オートノズルクリーニング」機能を搭載し、清潔性を保つ。掃除する際は「らくらく掃除モード」ボタンでノズルを引き出す。便座本体のお手入れも手軽で、本体からワンボタンで着脱できる「ワンタッチスライド着脱」機能を採用した。サイズはW440×D543×H158mm、重量は約3.9kg。カラーはパステルアイボリー。操作は「大型ワイヤレスリモコン」で行う。