トリップアドバイザーはこのほど、同サイトに投稿された世界中の旅行者の口コミ評価をもとに、博物館・美術館をランキング化した「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2014 ~博物館・美術館編~」を発表した。
まず、日本の博物館・美術館では原爆ドームと一緒に訪れる観光客が多い「広島平和記念資料館」が1位となった。口コミでは、「世界の歴史に興味があるなら外せないスポット。展示など全てにおいて素晴らしかった。広島平和記念資料館に行くためだけに広島に行き、とても満足でした」など、「必ず訪れるべき」「絶対行くべき」といった内容のものが寄せられている。
そのほかにも、戦争と平和について考えさせられる「長崎原爆資料館」が3位、「知覧特攻平和会館」が6位にランクインしている。2位には、強豪施設を差し置き「福井県立恐竜博物館」が入った。
次に、アジアの博物館・美術館では、中国・西安の「秦始皇兵馬俑博物館」が1位となった。口コミでは、「西安で必ず訪れるべき。ここは中国の長い歴史や文化を伝える重要な観光スポット」などのコメントが寄せられ、雄大な歴史に触れられる点が人気を博していることがうかがえる。
日本の施設は、3位に「広島平和記念資料館」、12位に「福井県立恐竜博物館」、17位に「長崎原爆資料館」、20位に「箱根彫刻の森美術館」、21位に「大原美術館」、24位に「知覧特攻平和会館」と6つの施設がランクインした。国別で見ると、日本のランクイン数が1番多い結果となっている。
世界の博物館・美術館では、広大な敷地を誇り、ゴッホ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンなど多数の有名絵画を一度に鑑賞できる、アメリカの「シカゴ美術館」が1位となった。口コミでは、「有名な絵がたくさんあり、広く、1日がかり」「シカゴの街の中にあるモニュメントのミニュチュアも展示してあり、街歩きも楽しみができた」といった内容のものが多く投稿されている。