一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は17日、Adobe ReaderおよびAdobe Acrobatの脆弱性に関し、注意を喚起した。米Adobe Systemsはこの脆弱性に対処したAdobe ReaderおよびAcrobatの最新版を公開している。
Adobe ReaderおよびAcrobatの脆弱性(APSB14-20)は、遠隔の第三者が細工したPDFファイルなどをユーザーに開かせることで、ソフトウェアを不正終了させたり、任意のコードを実行させたりする恐れがある。この脆弱性は、米Adobe Systemsが9日に更新プログラムを配布すると、米国時間4日に事前告知していたが、配布前のテストで問題が発生したため、米国時間15日の週に延期していた。
最新の更新プログラムは、下記のバージョンとなる。
- Adobe Reader XI 11.0.09(Windows、Mac)
- Adobe Reader X 10.1.12(Windows、Mac)
- Adobe Acrobat XI 11.0.09(Windows、Mac)
- Adobe Acrobat XI 10.1.12(Windows、Mac)