独ライカカメラは9月16日(現地時間)、コンパクトデジタルカメラ「ライカ X-E(Typ102)」をphotokina 2014で発表した。ライカストア、ブティック、ライカ正規特約店で10月以降に順次販売する。価格は未定。

「ライカ X-E(Typ102)」

レンズ一体型モデルとしては大きなAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「ライカ X2」をベースにしたモデル。1画素ごとが大きなサイズとなっており、高い集光効率を誇る。これにより、低ノイズ、広いダイナミックレンジ、忠実な色再現性を実現。加えて、レンズは高性能な「ライカ ズミルックス f2.8/24mm ASPH.」を搭載する。

分かりやすいレイアウトでシンプルな操作性を追求。加えて、多彩なオート機能やさまざまなマニュアル機能を備え、シーンに応じて最適な設定で撮影することができる。

ボディは軽量かつ堅牢性に優れたフルメタル製となっており、エレガントな外観と機能性が両立されている。使いやすさに配慮して、デザインは人間工学に基づいたものになっている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサー、レンズ構成が非球面レンズ1枚を含む6群8枚、レンズの焦点距離が35mm相当(35mmフィルム換算)、開放F値がF2.8、対応感度がISO100~ISO12500、シャッター速度が1/2,000~30秒となっている。

背面のモニターは2.7型・23万ドット表示の液晶方式で、容量が約110MBのメモリを内蔵するほか記録メディアとしてSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能だ。電源は専用のリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約450枚。

本体サイズはW124×D51.5×H69mm、重量はバッテリーを含まない状態で316g、バッテリーを含む状態で約345gとなっている。ユーザーには専用サイトからダウンロードする形で、ソフトウェア「Adobe Photoshop Lightroom」が提供される。