独ライカカメラは9月16日、ライカSシステムのエントリーモデル「ライカS-E (Typ 006)」を発表した。発売は10月の予定だが、価格は未定となっている。
ライカSはセンサーサイズが30×45mmの「ライカ プロフォーマット」に対応した中判デジタル一眼レフカメラ。レンズマウントはライカS バヨネット方式で、35mm判換算の焦点距離はレンズ焦点距離の約0.8倍に相当する。
今回の新製品「ライカS-E (Typ 006)」は、「ライカS (Typ 006)」の機能をすべて継承したモデル。上面をアンスラサイトグレーに塗装し、シャッター速度ダイヤルをシルバーアルマイトで仕上げている。ビューファインダーにはハイアイポイント・アイピース付きペンタプリズムファインダーを搭載。倍率は0.87倍で、ファインダー視野率は約98%となっている。
記録画素数は3,750万画素。モニターは3.0型の約92万画素液晶で、表面をゴリラガラスで保護している。記録メディアにはSDXCメモリーカードとコンパクトフラッシュカードを使用できる。
連写速度は1.5コマ/秒。ISO感度はISO100~1600。シャッター速度は6秒~1/4,000秒。露出補正は-3.0EV~+3.0EV(1/2EVステップ)。フォーカスタイプはセントラルクロスセンサー予測オートフォーカス。フォーカスモードはコンティニュアス / マニュアルフォーカスなど。
電源は充電式リチウムイオンバッテリを使用。インタフェースは、ISOホットシュー、リモートレリーズ、USB 2.0、HDMIなど。本体サイズはW160×D80×H120mm、重量は約1,260g(バッテリを含む)。