独ライカカメラは16日(現地時間)、「ライカMレンジファインダーシステム」の誕生60周年を記念したモデル「ライカM-A」を発表した。シルバーとブラックの2モデルを用意。ライカストア、ブティック、ライカ正規特約店で11月以降に順次販売する。価格は未定だ。
ライカMレンジファインダーシステムの誕生60周年を記念して発売される、機械式レンジファインダーカメラ。ライカM バヨネットマウント方式を採用し、焦点距離16~135mmのライカMレンズを搭載。絞りとシャッタースピードはマニュアルで設定する。シャッター速度は1秒~1/1,000秒で調整可能。
「ライカMP」をベースにして露出計を省略。電池が不要なので、堅牢性に優れるとしている。光学ファインダーには、パララックス自動補正機能搭載の大型ブライトフレームファインダーを搭載し、ファインダー倍率は0.72倍、二重像合致式レンジファインダーを搭載する。
本体はライカのシンボルである赤いロゴを省き、クラシカルでシンプルなデザインを採用。シルバークロームモデルは、トップカバーの上部に「Leica」のロゴを刻印。ブラッククロームモデルは、クラシカルで控えめなスタイルとなっており、ホットシューに小さく製品名が刻印されている。
本体は、単一のパーツからなるフルメタル製シャーシ(開閉式リアパネル付き)に、真鍮製のトップカバーとベースプレートで構成。本体サイズは約W138×D28×H77mm、重量は約578g。