日本ギガバイトは13日、オンラインゲーム「League of Legends」の大会「GIGABYTE CUP 2」をe-sports SQUARE AKIHABARAにて開催した。2014年4月に開催した第1回大会に次ぐ2回目の開催で、今回も会場には多数のプレイヤーがつめかけ、熱戦を繰り広げた。
League of Legends(LoL)はMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルに属し、現在世界で最もプレイヤー数が多いとされる人気のストラテジーゲームだ。日本国内では2013年12月にゲーミングチームによるプロリーグが設立されており、徐々に人気が高まっている。
日本ギガバイト ディレクター中村広志氏 |
第1回大会に引き続き、今回も事前に大会参加者を募集。募集30名のところ当日キャンセル待ちを含む多数の応募があったという。LoLの対戦は前回同様に北米サーバーを使用し、標準的なSummoner's Riftマップを使用したNormal Draft Pickで行われた。
開催の挨拶として日本ギガバイト ディレクターの中村広志氏が登壇。「ついに決戦の日がきました。本日集いしゲームの猛者がたった1つの頂点を目指して戦う」とコメント。前回大会と同様に優勝チームには10万円、準優勝チームにも5万円の賞金が用意された。
対戦は30名を5名ずつ6チームに分け、3チームずつのグループ内で総当たり戦を行った後、優勝戦が行われる。優勝戦を戦うチームは3回、それ以外のチームも2回の対戦を行うため、トーナメント形式だった前回の大会のように、即興チームによる短期戦で力を出し切れず負けるという事態がある程度解消されているようだ。
AブロックとBブロックに分かれての初戦。画面を見てもらうとわかるかもしれないが、会場では、LoLのSpectate(観戦)画面が利用できないという不具合が発生していた。そのため、プレイヤーの画面をそのままスクリーンに表示。戦術(チーム内チャット)やマウスクリックが生で見えてしまうほか、タイムラグがないので実況で試合経過を詳細に語れないというトラブルも |
2戦目の解説担当は大会当日にDetonatioN FocusMe Analistへの就任が決まったkazuさん(右)。kazuさんはプレーヤーとしても参加。1回戦ではDetonation Rabbit FiveのAwakerさんやEstelimが参加するチームと対戦し、惜しくも敗れてしまった |
3戦目の解説担当はDetonation Rabbit Five所属のAwakerさん(右)。Awakerさんは、前回大会優勝チームのメンバーともあって注目度が高く、得意なチャンピオンであるkha'zixやLee Sinが相手から使用禁止キャラに指定されるなど、徹底したマークを受けていた |
運用にも若干の変更があり、前回は決勝戦のみステージを使用していたが、今回はステージを積極的に利用。これにより店舗中央スペースのPCを撤去してギガバイト製品の展示が行われていた。
観戦モードはディレイがあるので、勝利チームのメンバーがハイタッチしているにも関わらず、観戦画面はまだバトル中。ディレイのおかげで実況が盛り上げたり、気になるプレーヤー中心の画面が出せるので、Spectate画面の方が実況向けだ |
最終戦の序盤はWujuが有利に進めるが、chelaskさんがプレイするチャンピオン"Jax"が育つうちに徐々に形成が逆転。34分過ぎAwakerさんが4キル、chelaskさんが1キルのACEを決め、Demaciaが本陣になだれ込む。しかし、本拠地を攻撃し始めたところで観戦画面がフリーズ。そのままDemaciaの勝利となったが最後までSpectateに運営が苦しめられていた |
ギガバイト製品も展示。チャンピオン「Ahri」「Riven」のコスプレーヤーも登場
会場では今回もスポンサーであるギガバイト製品の展示が行われていたが、前回と異なりゲーミング向けマザーボードとその参考マシンの展示、および自作に関する質問が行えるというスタイルとなった。
店内中央のPCが展示スペースになった関係で、対戦中のプレーヤーの邪魔にならずに会場前後への移動が行え、展示製品もジックリと見ることができたので、これは良い変更だったと思う。
さらに今回のイベントではLoL内に登場するチャンピオンの「Ahri」「Riven」に扮するコスプレーヤーも登場し、会場を盛り上げていた。
表彰式では中村氏が「ギガバイトだからこそできるG CUPであり、これからもGIGABYTE CUP3、4、5と続けていけるように力を入れていきたい」と恒例イベント化を匂わせる発言をしており、今後の展開が期待される。