ダイハツ工業は16日、マレーシアで自動車生産・販売を行う現地合弁会社プロドゥアが、新しい国民車として小型乗用車「アジア(AXIA)」を発売し、クアラルンプール市内で発表会を行ったと発表した。

「アジア(AXIA)」

アジアは、ダイハツ工業とプロドゥアが企画・開発し、プロドゥアの新工場で生産する小型車であり、マレーシア政府が公表しているエコカー政策「EEV(Energy Efficient Vehicle)政策」に対応する同国初のクルマ。また、国際競争の激化をにらんで推進している構造改革の成果を織り込んだ第1弾商品となっている。

アジアには、軽自動車「ミライース」で培ってきた低燃費・低価格の技術やノウハウが応用されており、プラットフォームも軽自動車の技術を生かして開発したグローバルAセグメントプラットフォームを採用。EUモード燃費で21.6km/Lの低燃費と、2万4,600~4万2,500マレーシアリンギという低価格に加えて、快適な走行性能や広い室内空間を実現したとしている。エンジンは、998ccの1KR-DEを搭載し、トランスミッションは5MTもしくは4AT、駆動方式はFF、乗員定員は5名。

「アジア(AXIA)」