ハーマンインターナショナルは9月16日、JBLブランドのアクティブスピーカー「Authentics(オーセンティックス)」シリーズを発表した。「Authentics L16」と「Authentics L8」の2モデルがラインアップされる。発売は10月10日。価格はいずれもオープン。同社のショッピングサイトでの販売価格はAuthentics L16が118,000円で、Authentics L8が60,000円(いずれも税別)。

左が「Authentics L16」で右が「Authentics L8」

Authenticsシリーズは、1971年に発表された「JBL L100 Century」をモチーフとするデザインを採用したアクティブスピーカー。グリルにはL100 Centuryと同様に、ブロック型のウレタンフォームが採用されている。なお、Authentics L16はブルーとレッド、Authentics L8はベージュ、パープル、レッドの3色の交換用グリルが発売されるほか、Authenticsシリーズ専用のスタンドも発売される(いずれも受注生産)。

Authentics L16は3Way構成で、Authentics L8は2Way構成を採用。使用しているスピーカーユニットは、Authentics L16がφ25mmツイーター、φ50mmミッドレンジおよびφ130mmウーファーで、Authentics L8はφ25mmツイーターおよびφ100mmウーファー。いずれもユニットごとに独立したアンプで駆動される。アンプ出力は、Authentics L8がユニット1本あたり30Wで、Authentics L16がユニット1本あたり50W。キャビネットはバスレフ型で、素材はいずれも木製。Authentics L16は木目を生かした仕上げで、Authentics L8はピアノ塗装となっている。

ワイヤレスとワイヤードのいずれの場合も、さまざまな入力スタイルを利用できる。Wi-FiとBluetoothに標準対応しており、Wi-FiではAirPlayとDLNAを利用できる。Bluetoothのバージョンは3.0で、NFCにも対応している。無料の「JBL MUSICアプリ(英語版)」をインストールすることで、スマートフォンからの操作が可能だ。

ワイヤード入力の種類はモデルによって異なる。Authentics L8は、3.5mmステレオミニジャックのアナログ音声入力と、光デジタル音声入力を装備。Authentics L16では、これに加えてRCA入力も装備する。RCA入力は、ラインレベルだけでなく、フォノ入力にも対応。さらに、MMだけでなく、MCカートリッジも利用可能だ。

なお、両モデルとも、低ビットレートのサウンドを自動的に補間する音楽補正技術「クラリファイ」を搭載している。

本体サイズは、Authentics L16がW690×D260×H205mm、Authentics L8がW565×D230×H160mm。質量はAuthentics L16が12.7kg、Authentics L8が7.2kg。