千葉銀行はこのたび、スターツ信託と信託代理店契約を締結し、9日より同社の不動産信託の取扱いを開始したと発表した。
不動産賃貸業を営む顧客や、これから不動産の有効活用を検討している顧客の中には、物件の維持や管理業務が負担であり、「信頼できる専門家に任せたい」、「不動産を次世代へスムーズに承継したい」、といったニーズを持っている人がいるという。
こうした顧客のニーズに応えるため、このたび、アパート、マンションなどの賃貸用不動産の信託に関して多くの実績があり、またグループ会社を含めて豊富な不動産賃貸経営のノウハウがあるスターツ信託と提携し、不動産信託の取扱いを開始した。
スターツ信託の不動産信託には、土地の有効活用に際して不動産賃貸事業に係る事業計画の立案から必要資金の調達、建築会社の選定、入居者の募集・管理運営等の一切を当社が行う「土地信託」と、建築済みの賃貸用不動産を当社が預かり、管理運営等を行う「不動産管理信託」があるという。
また、賃貸用不動産の承継ニーズに対しては、同社の不動産信託とあわせて「遺言代用信託」や「後継ぎ遺贈型受益者連続信託」を利用してもらうことで応えることが可能だとしている。
スターツ信託の概要
会社名/スターツ信託株式会社 代表取締役 井口 一弘
所在地/東京都中央区日本橋2-1-14 日本橋加藤ビルディング3F
設立/2009年9月
業務内容/土地信託、不動産管理信託、信託受益権仲介等
資本金/3億円
同行は、これまでも遺言信託等の信託商品を取扱いしていたが、このたび、信託代理店方式による不動産信託を商品ラインナップに加えることにより、顧客の不動産に関する幅広いニーズにも応えることが可能となったという。
同行は、今後も信託による財産管理機能や資産承継機能等を活用した商品・サービスを提供し、顧客のさまざまなニーズに応えていくとしている。