金融庁はこのほど、NISA(少額投資非課税制度)の利用状況を発表した。それによると、2014年6月末時点の総買付額(個人投資家によるNISA口座を通じた総投資額)は1兆5,631億円2,226万円となり、3月末と比べて55.8%増加した。

NISAの総口座数は3月末比11.8%増の727万3,667口座。年代別に見ると、20歳代は同20.9%増の25万2,871口座、30歳代は同18.7%増の59万5,795口座、40歳代は同16.4%増の95万8,389口座、50歳代は同13.5%増の122万4,872口座、60歳代は同9.3%増の204万8,123口座、70歳代は同8.2%増の161万3,975口座、80歳以上は同10.3%増の57万9,642口座となった。

NISA口座の開設数(出典:金融庁Webサイト)

総買付額を商品別に見た場合、投資信託が3月末比67.4%増の1兆395億9,973万円、上場株式が同35.8%増の4,949億1,494万円、REITが同69.1%増の145億7,785万円、ETFが同54.1%増の140億2,979万円となった。

総買付額を年代別に見ると、60歳代以上が63.5%、50歳代が16.4%、40歳代が11.0%、30歳代が6.9%、20歳代が2.2%。3月からの増加率と年代別買付額は、20歳代が70.3%増の341億6,998万円、30歳代が65.5%増の1,082億6,185万円、40歳代が62.3%増の1,721億8,353万円、50歳代が58.3%増の2,562億2,804万円、60歳代が53.1%増の5,081億771万円、70歳代が52.1%増の3,794億3,633万円、80歳以上が52.3%増の1,047億3,487万円だった。