ブロードコムはこのほど、IEEE802.11acに対応した2x2 MIMO(Multiple Input Multiple Output)コンボチップ「BCM4358」を発表した。すでに生産を開始しており、2014年第3四半期中に「BCM4358」を搭載したモバイルデバイスが出荷されるという。
「BCM4358」では、PCIeホストインターフェースおよびBluetooth用UARTをサポート。PCIeインターフェースを介して、80MHzの802.11acストリーム2本を統合する。
650MbpsのWi-Fiデータスループットの実現や、Bluetoothとの共存性能を50%向上させることにより、データのダウンロード速度をこれまでの2倍に高めたほか、動画ストリーミングでのバッファリング回数を減少させるという。
また、測位機能の精度が1mの範囲まで向上。これにより屋内ロケーション機能をベースとした新しいサービスを実現できるようになるとしている。