京都府亀岡市を散策していると、およそ和の雰囲気とはかけ離れた西洋的な建物が並ぶ一角が出現する。しかも、現代ヨーロッパとは異なる、クラシカルな趣でいっぱいなのである。
12種の紅茶がそろうティータイム
「ドゥリムトン村」と呼ばれるその一帯は、実は1棟貸しのコテージが並ぶ宿泊スポット。およそ2ヘクタールにわたって、はちみつ色のB&B(宿泊施設)やレストランまでが立ち並ぶ幻想的なエリアなのだ。
イギリスらしく、ティータイムメニューも設けたレストランの名は「ポントオーク」。給仕たちが、12種類の紅茶であたたかく迎え入れてくれる。
もちろん、食事メニューもイギリス風。フィッシュ&チップスやミートパイ、バジルパスタなど、現地さながらの一品が味わえるばかりか、店内に流れるBGMにだって英国のエッセンスがたっぷりだ。さらに、アンティークピアノや暖炉などといった家具にもこだわり満載。
アンティークに囲まれた空間
パブが併設されたB&Bは、足を踏み入れた途端に現地の香りが漂ってきそうなムードある雰囲気が魅力だ。
また、実際に結婚式を挙げることができるチャペルや、ヨーロッパ直輸入のアンティーク品を購入できるアンティークセンターまで立ち並ぶ。
レストランは宿泊者以外も利用できるとのことなので、まずは気軽にトライしたいという方は、舌からタイムスリップ気分に酔いしれてみるのもいいかもしれない。古都京都で中世ヨーロッパにタイムスリップというレア体験、ぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。