パイオニアとオンキヨーは9月12日、パイオニアのホームAV事業と電話機事業、ヘッドホン関連事業をオンキヨーに統合することで合意したと発表した。10月末日を目処に最終契約を締結し、2016年3月に本統合を完了する予定だ。
統合に向けて、パイオニアは売却の対象となる事業を100%子会社のパイオニアホームエレクトロニクス(PHE)に集約。パイオニアはオンキヨーの株式を14.95%取得し、PHEの全株式をオンキヨーに譲渡する。PHEはオンキヨーに統合される形となる。
パイオニアとオンキヨー、両社のブランドは今後も維持される予定だ。なお、パイオニアがオンキヨーに売却する事業に、DJ関連機器事業は含まれていない。
今回の事業統合をめぐっては6月に、パイオニアが100%子会社のパイオニアホームエレクトロニクス(PHE)をオンキヨーと香港のファンド会社に売却すると発表していたが(関連記事)、最終合意には至らず、パイオニアとオンキヨーの2社で統合を進めていく結果となった。