女優・宮沢りえが主演を務め、元AKB48の大島優子が出演する映画『紙の月』(11月15日公開)の新たな予告映像が12日、公開された。

映画『紙の月』で主演を務める宮沢りえ(左)と共演の大島優子 (C)2014「紙の月」製作委員会

本作は、直木賞作家・角田光代の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』(2012年)などで知られる吉田大八監督がメガホンをとった作品。宮沢演じる平凡な主婦・梅澤梨花が起こす大金横領事件が描かれている。大島が演じるのは、梨花が契約社員として勤めるわかば銀行のテラー(窓口係)・相川恵子。仕事に無頓着で欲するままに生きる天真爛漫な性格で、梨花の転落を加速させる。本作は、宮沢にとっては『オリヲン座からの招待状』以来7年ぶりの主演作、大島にとってはAKB48卒業後初の映画出演となる。

今回公開された予告映像は「平凡な主婦が起こした、巨額横領事件。それはたった一万円からはじまった」というナレーションにはじまり、「それはたった一万円からはじまった…」に続いて梨花の堕ちていく様の断片が映し出される。幸せに見えたはずの夫婦生活が徐々に破綻し、池松壮亮演じる光太と惹かれ合いながら豹変。そして、大島演じる恵子の「ダメですかね。一瞬借りて戻すとか。使わないお金なんてちょっと借りてもお客さん、意外と気づかないと思うんですよね…」という悪魔のささやきでさらに転落し…。最後は「彼女が選んだ衝撃の結末」で締めくくられている。