日産自動車は12日、ステーションワゴンタイプの乗用車「ウイングロード」の仕様を一部変更して発売した。

「ウイングロード 15M」

ウイングロードの一部仕様変更では、全車にクルマの横滑りを軽減する「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」を標準装備して、安全性の向上が図られた。「15B」と「15S」グレードのトランスミッション見直しも行われており、これによって全車がエクストロニックCVT搭載車となっている。

今回の仕様変更により、ウイングロードの全車は「環境対応車普及促進税制」の減税措置により、自動車取得税が60%と自動車重量税が50%の減税となる。ウイングロードの価格は、165万4,560円~204万6,600円(いずれも税込)。

「ウイングロード ライダー」

また、同社関連会社のオーテックジャパンは、ウイングロードをベースとしたカスタムカー「ライダー」と、福祉車両「ライフケアビークル(LV)」シリーズの一部仕様変更を実施。ベース車と同じく、全車にVDC搭載とグレード体型の見直しが行われている。

ウイングロード ライダーは、専用エアロパーツや専用フロントグリルの採用によるスタイリッシュなエクステリアと、ブラックを基調とした上質なインテリアが特徴モデル。今回の一部仕様変更では、VDCの搭載と人気の高いバイキセノンヘッドランプ標準装備が行われている。ウイングロード ライダーは、「15M authentic」グレードをベースとし、価格は235万4,400円(税込)。

ライフケアビークルシリーズでは、助手席が車両の外側に電動で回転・昇降する「アンシャンテ 助手席スライドアップシート」と、耐荷重を100kgとした運転席乗降用グリップ装着の「運転席マイティグリップ」が設定されている。