UDトラックスは11日、ハイブリッド車や4WD車などの幅広いラインナップを実現した新小型トラック「カゼット」を発売した。同車は、三菱ふそうトラック・バスからのOEM調達による商品。
UDトラックスは、これまで小型・中型車はともに「コンドル」の車名で販売してきたが、今回から小型車の車名を「カゼット」として販売する。名前の由来は、街に元気を届ける、爽やかな風のように働く小型トラックをイメージしたとのこと。
今回発売されたカゼットは、 ディーゼルエンジンをクリーンかつ高効率に使用するための環境技術「尿素SCRシステム」を全車に搭載し、全モデルが低排出ガス車認定(平成22年排出ガス規制に対しNOxおよびPMを10%低減)、および平成27年度重量燃費基準達成するなど、トップクラスの環境・燃費性能を実現。また、「デュアルクラッチ式AMT」を採用することで、適切なギヤ段の自動選択と高い伝達効率により省燃費も実現した。
エンジンは排気量3L、ハイブリッドの重量車モード燃費値は1L当たり12.8km(総重量5トン未満、積載量2トンクラス)で、同クラスのディーゼル車に比べて2.2kmの省燃費を実現。CO2年間排出量においてもディーゼル車に比べて約2トン少なくなっている。