第一生命保険は11日、働く20~30代の昼食(ランチ)に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、消費増税や物価上昇の影響か、昼食にかける金額は全体的に節約傾向にあることがわかった。

同調査は、2014年4月1日~6月30日の期間にインターネット上で行われ、6,572人の有効回答から、20~30代の回答3,398人を抽出した。

まず、昼食のとり方を聞くと、1位は「手作り弁当」で44.9%。次いで、「市販のお弁当」が16.6%、「社員食堂」が9.9%、「その他」が9.7%、「外食」が9.4%、「自宅に帰る」が9.2%となった。1位の「手作り弁当」は2011年の前回調査(36.4%)から8.5ポイント増と大幅に増えた。

昼食の平均金額は522.5円で、前回(548.3円)より25.8円減少。金額別に見ると、「500円台」が33.6%で最多となり、以下、「300円台」が14.5%、「1,000円以上1,500円未満」が8.8%と続いた。前回と比べると、平均「1,000円以上」の高額なランチは10.2%と、前回の19.3%を大幅に下回った。

性別・年代別では、20代男性の平均金額が最も低く498.2円。また、30代女性の平均金額は前回の605.6円から522.5円に大きく減少した。

昼食にかける時間は平均24.7分。時間別では、「10分~20分未満」が最多で32.8%。性別・年代別では、「20分未満」は男性の方が、「30分以上」は女性の方が、それぞれ多かった。また、平均時間が最も長いのは20代女性の27.2分で、最も短い30代男性の20.0分と比べて7.2分の差があった。