東京都中央区京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで、映画の祭典「第36回PFF」が行われる。開催日は9月13日~25日まで。
旧作品から自主製作映画、特撮、SF怪奇まで
同イベントでは、映画の新しい才能の発見と育成をテーマとして行われるコンペティション「PFFアワード2014」に加え、羽仁進監督やSF・怪奇映画に関する特集、特撮に関する企画、映画監督を招いてのトークイベントなど、映画に関するさまざまな催しが行われる。
21作品が競う「PFFアワード」では、早川千絵監督の「ナイアガラ」、柴口勲監督の「ひこうき雲」、斎藤俊介監督「小さな庭園」、藤村明世監督「彼は月へ行った」、我妻和樹監督「波伝谷に生きる人びと」、中川和博監督「怪獣の日」、岡真太郎監督「多摩丘陵の熊」などを上映。
また、羽仁進監督特集では、「教室の子供たち」(1954年)、「絵を描く子どもたち」(1956年)、「不良少年」(1961年)、「恋の大冒険」(1970年)、「初恋・地獄篇」(1968年)、「手をつなぐ子ら」(1964年)を見ることができる。
SF・怪奇映画特集は、火星での愛と革命を描いた「アエリータ」、宇宙旅行を描いた先駆的作品「宇宙飛行」、ソラリス星系を舞台に実体化するトラウマを表現した作品「惑星ソラリス」、ホラー怪作「妖婆、死棺の呪い」、ジョン・カーペンター監督の長編デビュー作「ダーク・スター」などが上映されるとのこと。
そのほか、特撮監督の尾上克郎氏、佛田洋氏、映画監督の樋口真嗣氏、矢口史靖氏を招いて行われるトークイベント「素晴らしい特撮の世界」も開催。予算と時間を割かずに撮るミニマル映画製作術「ようこそワンピース体験へ!」なども上映される。