ミュージカル『AKB49~恋愛禁止条例~』の公開舞台稽古が10日、東京・渋谷区のアイアシアタートーキョーで行われ、キャストの宮澤佐江(SNH48/SKE48)、小嶋真子(AKB48)、大和田南那(AKB48)、須田亜香里(SKE48)らが出席した。
16日まで公演中の同ミュージカルは、『週刊少年マガジン』(講談社刊)で連載している高橋ヒサシの同名漫画を舞台化した作品。ひょんなことから"浦川みのり"としてアイドルグループ・AKB48のオーディションを受けることになった男子高校生・浦山実(宮澤)。密かに想いを寄せる同級生・吉永寛子(小嶋、大和田)とともに、12期研究生としてAKB48入りを果たした"浦川みのり"は、ライバルや仲間たちと切磋琢磨しながら成長していく――というストーリーで、キャストにAKB48グループのメンバーを起用している。
公開稽古前に報道陣の取材に応じた主演の宮澤は、「見終わった後に、胸が熱くなったと思われるような舞台にしたい。気合は十分入っています!」と力強く意気込み、男女2役という役どころに、「すごくうれしかった。自分じゃない子がやってたら悔しいと思う」とオファーに大喜びした様子。また、「今回は完全な男の子役なので、気合いを入れて髪も短くしました。えり足がジョリジョリするのは初めて(笑)。兄2人の中で育ってきたので、(男役は)自然と出来たかな」と照れ笑いを浮かべた宮澤に、メンバーたちは「格好良い~!」と黄色い声を上げ、須田は「本当の男に見えてくる。楽屋に男の人が入って来たと思ったら宮澤さんだった」とその"男っぷり"に感嘆していた。
一方、ヒロインを小嶋とダブルキャストで演じる大和田は、「緊張しないって言ってたんですが、段々と緊張してきました。今日はお腹が痛い……」と不安を吐露しつつ、「私らしく吉永寛子を演じるので、まーこ(小嶋)との違いも楽しんでもらえたら」とにっこり。続けて、「女優さんになるのが夢だった」と語った小嶋は、「自分じゃない人を味わえてすごく楽しい」とメンバーたちとの舞台に刺激を受けている様子だった。また、11期生の岡部愛を演じる須田は、「アイドルの間は染めないと思ってたんですが……」と茶髪にエクステのツインテールを披露し、「ミュージカルに出ることは夢で目標だった。みんなで舞台に立つことが出来てすごくうれしい」と笑顔を浮かべていた。