俳優の小池徹平と女優の藤原紀香が10日、都内で行われたNHKドラマ『ボーダーライン』(NHK総合 10月4日スタート 毎週土曜 21:00~)の記者会見に出席した。
同ドラマは、災害現場という命を救う"境界線"で、葛藤しながら成長していく消防士たちの姿を描く社会派作品。
災害現場に出ない「日勤」を希望しながらも消火隊に配属になった新人消防士・川端明を演じる小池徹平は「実際に消防訓練を3日間行った上で撮影に臨みました。消防士の方々に敬意をもって芝居をしたので、見ごたえのあるドラマに仕上がっていると思います」と自信。救急救命士で救急隊の隊長を務める松井楓を演じる藤原は「生と死のボーダーラインで葛藤しながら向き合っている消防士の皆さんが、絆を持ちながら命を救っていることを知りました。これを知らない人たちに伝えることが役目だと思っています」と胸を張った。
火災現場のシーンでは、一部を除いてほぼ本物の火を使用していることから、撮影は苦労が多かったという。小池は「まず、背負っている酸素ボンベが相当重いんです。消火隊の服装も重くて熱い。あっという間に身体の水分が抜けるんです。尋常じゃないほど大変でした。マスクをしているので、火の近くでも意外と耐えられるんですけど、スタッフさんが大変そうでしたね」と明かし、藤原も「訓練の時に、火の中に入らされてギリギリまで我慢したことがあったんですが、煙の恐ろしさを知りましたね」と振り返った。また、藤原は、楓がシングルマザーであるという設定に触れ、「シングルマザーが子育てしながら仕事をすることの大変さも伝えられれば」とアピールしていた。