シリーズ創始者であるジョージ・ミラー監督が、俳優のトム・ハーディを主演に迎えたシリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年夏 日本公開)の日本版特報が11日、公開された。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』場面写真

7月23日から開催された「コミコン・インターナショナル・サンディエゴ 2014」では、「Comic-Con First Look」と題された特別映像が初公開。この動画は、YouTubeで公開されると瞬く間に拡散され、全世界で現在、約1,000万人に視聴されている。そしてこのたび、この映像をベースとした日本版特報が公開された。

日本版特報は、砂漠にたたずむマックスが何者かに追われるシーンから始まる。法も秩序も崩壊した砂漠にナパーム弾の炎が立ち上り、捕らわれたマックスは烙印(らくいん)され、どこかへと運ばれていく。また、先日衝撃のスキンヘッド姿を披露したシャーリーズ・セロン演じるフリオサが、今回の映像では左手が義足であることが判明。そして、追う者と追われる者、奪う者と奪われる者、ノンストップの暴走が繰り広げられる。

近未来、人間性が崩壊した荒涼な砂漠を舞台とした本作について監督は、「経済の崩壊や、送電網が失われたり、水の奪い合いなど、石油の戦争だけでなく、水の戦争も起こる。あらゆる危機に見舞われる。都市は消滅し、人々は荒れ地に出て行って、略奪行為によって存在している。中世の世界のように、警察もお金も貨幣もない、法律も道徳規範もない世界で、ただサバイバルがあるだけだ」と語っている。

プロデューサーのダグ・ミッチェルも、砂漠での撮影について「僕らは最終的に、(アフリカの)ナミビアに行った。ナミビアで半年間撮影し、映画を通して300以上のスタントをこなした」と証言している。

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