パナソニックはこのほど、乾電池を動力源とした電車を線路上で走行させる実証実験を行うと発表した。

専用電車走行イメージ

実験の際に掲出するヘッドマークイメージ

同社は昨年、単3乾電池1本で世界一長いプラレールを走行するチャレンジを実施し、5.6km以上を走破してギネス世界記録を達成した。今回は実際に人が乗車できる車両へとスケールアップしてのチャレンジとなる。この実験のために、乾電池を動力とする特殊強化ダンボール製の専用電車1両を制作。幅160cm×高さ220cm×長さ410cmで、車体重量約500kg。10名(約500kg)まで人を載せることができるという。10月中旬完成予定。

実験の決行は11月2日。2009年に廃止された旧「小坂鉄道」(秋田県大館市)の線路上に専用電車を設置。人を乗せた状態で総重量約1トンとなった電車を、単1形乾電池「エボルタ」を動力源として動かし、実験区間約8kmの完走をめざす。