全国各地で順次開催されているniconicoのユーザーイベント「ニコニコ町会議 全国ツアー2014」の第8回目が、9月7日に秋田県仙北市角館町で開催された。今回の町会議は、重要無形民俗文化財に指定されている伝統的な祭り「角館のやま行事」と併催されたもので、会場来場者は約6,000人を記録。ニコニコ生放送で放送された全番組の合計視聴者数は約22万人にのぼった。
「ニコニコ町会議」は、千葉県・幕張メッセで例年開催されている超巨大イベント「ニコニコ超会議」の地方出張版として、ニコニコの人気コンテンツを各地域のお祭りと連携した形で展開していく移動式イベント。2014年は7月19日の長野県須坂市を皮切りに、全国10カ所/追加公演2カ所での開催が決定している。
天候にも恵まれた今回の町会議では、オープニングセレモニーに仙北市の門脇市長も姿を見せ、「ようこそ仙北市へ! 今日から角館祭りです。ぜひ、やまのぶつけ合いも現場で見ていただけたらと思います」と挨拶。町会議の開催に応募した地元のニコニコユーザーの☆SHIGE☆さんも加わり、テープカットが行われた。
一方、イベント会場では、ニコニコ動画の人気ユーザーを迎えた「町歌ってみた」や「町踊ってみた」「町ゲーム実況」といったおなじみの企画が大盛況。また、創設から135年を迎える創作和太鼓「田沢湖龍神太鼓」のステージでは、若手メンバーを中心とした8名の奏者による大迫力の太鼓演奏が繰り広げられ、視聴者からは「かっこいい」「祭りだね~」「生で聞きたいね」「これはすごい」といった絶賛のコメントが寄せられるなど、会場と視聴者を大いに沸かせた。
このほか、番組リポーターが人力車に乗り、角館町の町並みと角館祭りを案内するレポートも実施。神明社に山車が集まるお祭りの様子や、お祭りの様子を配信しているサイト「いいべチャンネル」が紹介されたほか、地元の郷土料理店「土間人」では、きりたんぽ鍋や稲庭うどん、比内地鶏といった郷土料理も紹介され、視聴者からは「うまそおおおおおお」「ほんとおいしそう」といったコメントが次々に書き込まれた。
エンディングステージには、仙北町観光商工部の佐藤部長が登壇し、「角館祭りが始まっていますが、この会場の方がすごく盛り上がってまして、お祭りの方が負けそうです(笑)。角館祭りはまだ2日ありますので、若い方々、見に来てください」とコメント。最後は、会場中央に設置されたやぐらを中心に参加者が歌い踊る「町ボカニコ」と、人気ボカロ曲「千本桜」の大合唱が行われ、大盛り上がりの中での閉幕となった。