米HGSTは9日(現地時間)、世界初となる10TB容量の3.5インチHDDを発表した。データセンター用の製品で、クラウドサービスやコールドストレージに適すると紹介されている。
新開発した10TB HDDは、ヘリウムを充填させるHelioSeal技術と、トラックの重複でデータ密度を高めるシングル磁気記録技術(SMR:Shingled Magnetic Recording)の活用により、1TBあたりの単価や消費電力を最低限に抑えた製品となっている。HelioSeal技術とSMRの2つの技術は、将来同社の大容量HDDのデザインプラットフォームとなる可能性がある。
10TB HDDは現在サンプル出荷を開始している。