ジャストシステムはこのほど、20代~60代の男女900名(90名ずつ均等割付)を対象に行った、「遺伝子検査サービス」に関するアンケート結果を発表した。調査期間は8月1日~9月1日。
遺伝子検査で「他人を判断する」のは反対
調査では「遺伝子検査結果が結婚相手を探す際の判断材料になるなど、将来的に個人の結婚にも深く影響するようになるとしたら、どのように感じますか?」と質問したところ、「遺伝子検査は個人が個人のためのみに使うべきで、他人を判断する材料にするべきではない(46.5%)」という意見が最多だった。
次いで「遺伝子という機微な情報を第三者に開示すること自体許されることではない(35.5%)」、「自分ではどうしようもないもので、判断されるのは納得がいかない(28.7%)」と、遺伝子検査結果を何らかの判断材料に用いることに反対する意見が上位を占め、そのほか、「遺伝子だけで判断するのは軽率である」「遺伝子が優秀だからといって、それが確実に幸せにつながるとは限らない」といったコメントが寄せられた。
一方で、4番目に多い意見には「相手が将来病気になるかなど、結婚に対しては有効な判断材料になる可能性はある(23.2%)」が入り、さらに「当人が病気になるかのリスクよりも、子供への遺伝病のリスクという点で判断材料になると思う」など、病気に関する判断材料としては賛成だという意見も寄せられた。
遺伝子検査を受けたくない理由「人生を振り回されそう」
続いて、遺伝子検査を受けたくないと回答した人にその理由を聞いたところ、最も多かった回答は、「検査結果に人生を振り回されそう(21.7%)」だった。次いで「正しい結果が出るとは思えない(15.8%)」、「サービスを提供する事業者から、関連サービスや商品を勧められそうで煩わしい(13.6%)」といった意見が続いた。
さらに、遺伝子検査サービスを提供している企業について知っているかと尋ねた結果、認知度1位は「DHC(14.2%)」、次いで「DeNA(13.6%)」、3位には「ドクターシーラボ(11.3%)」がランクインした。