マツダは9日、「SKYACTIV技術」を採用したディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」搭載車の国内販売台数が、2012年2月に「CX-5」へ導入してから2年7カ月で10万台(2014年8月末現在 : 累計10万325台)を達成したと発表した。
SKYACTIV-Dは、乗用車用量産ディーゼルエンジンでは世界一という低圧縮比(14.0)により、従来の同社ディーゼルエンジンと比較して約20%の燃費改善や、低速から高速までスムーズでリニアなレスポンス、低速域の大幅なトルク向上を実現。高価なNOx後処理装置なしで、グローバルにおける排出ガス規制もクリアしている。
同エンジンは、2012年2月に発売した「CX-5」以降、2012年11月発売の新型「アテンザ」、2014年1月発売の新型「アクセラ」にも搭載。これにより、国内のディーゼル乗用車市場は2011年の約9,000台から、2013年の約7万5,000台へと急拡大しており、2013年は販売台数の6割にあたる約4万5,000台がSKYACTIV-D搭載車となっている。
SKYACTIV-D搭載車のユーザーからは、「驚くほど燃費が良い」「燃料代が半分になった」といった環境性能や経済性に対する評価や、「加速が気持ちいい」「合流の不安や坂道のストレスがなくなった」「運転が楽しい」「ついつい遠出したくなる」「生活が変わりドライブが楽しくなった」など、走る歓びへの高い評価も数多く寄せられているとのこと。
今後は、小型化した「SKYACTIV-D 1.5」を2014年秋発売予定のコンパクトカー、新型「デミオ」に搭載する予定。