ビー・エム・ダブリューは8日、4ドアSUVモデル「MINIクロスオーバー」と、スポーツ・アクティビティ・クーペ「MINI ペースマン」をモデルチェンジして発売した。
オフロードらしいグリルを採用した新型「MINI クロスオーバー」
「MINI クロスオーバー」は、「MINI」ファミリー唯一の5人乗り4ドアと、「MINI」初の4輪駆動を採用し、さまざまなシーンで活用するモデルとして2011年に登場。「MINI」特有のドライビング・プレジャーを提供しながらも、シート・ポジションが「MINI」のベーシックなハッチバックモデルよりも高い位置にあることで、走行上の安心感も得られ、機能と走りが備わった魅力的なモデルとなっている。
今回のモデルチェンジではエクステリアを刷新し、「MINI」固有のデザインを継承しながら、ボリューム感と力強さを感じさせるエクステリアとした。とくにラジエーターグリルはまったく新しいデザインとなり、オフロードモデルらしく精悍な印象に。新装備として、LEDフロント・フォグランプを採用した。
4輪駆動モデルである「MINI クーパー D ALL4」は、フロント、リア、サイドにアンダー・ガードをイメージしたフィニッシャーを装着し、より力強く洗練されたスタイリングを演出。このフィニッシャーは2輪駆動モデルでも選択できる。エンジンは、「MINI」では国内初となるディーゼルエンジンを搭載したモデルが追加された。このエンジンは2.0リットルの直列4気筒で112PSを発揮し、燃料消費率は16.3km/リットルとなる。
価格は、「MINI one クロスオーバー」の6MTが275万円、ディーゼルエンジン搭載の「MINI クーパー D クロスオーバー」が6ATのみの設定で341万円、ハイパワーなガソリンターボエンジンを搭載する「MINI ジョン・クーパー・ワークス クロスオーバー」の6ATが477万円など(価格はすべて税込)。
新型「MINI ペースマン」にディーゼルエンジン搭載モデルも
「MINI ペースマン」は、「MINI」のラインアップで7番目のモデルとして、2013年に誕生したモデル。ルーフラインに美しいクーペラインを取り入れ、同時に大人4名がゆったりとくつろげる室内空間を確保した。いままでの「MINI」モデルとは一線を画す、新しいコンセプトを提案するモデルとなっている。
今年3月に発売された新型「MINI」をベースとした新型「MINI ペースマン」は、エンジンに2リットル直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載する「MINI クーパー D ペースマン」を追加したのが最大の特徴。先進のクリーンディーゼルエンジンであり、コモンレール・ダイレクトインジェクション、可変ジオメトリー・ターボチャージャーなどの採用により、優れたレスポンスと低回転から強力なトルクを発生する。最高出力は112PSで、燃費は16.3km/リットル。
その他のモデルも含め、スポーティな装備を中心に標準装備を従来モデルよりも向上させながら、車両価格を見直した。1.6リットルガソリンエンジンを搭載する「MINI クーパー ペースマン」の6MTが308万円。ディーゼルエンジンを搭載する「MINI クーパー D ペースマン」は6AT仕様のみで341万円などとなっている(価格はすべて税込)。