米Amazon.comは8日(現地時間)、今年6月に発表し、7月後半に出荷を開始した同社初のスマートフォン「Fire Phone」の値下げを発表した。全てのモデルが約200ドル引き下げられており、例えばAT&Tのサービス(2年間)を契約すると199ドルだった32GBモデルは0.99ドルになった。期間限定で提供されている1年分のPrimeサービスも引き続き付属する。
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32GBモデル
- AT&Tサービス契約(2年間):199ドル → 0.99ドル
- サービス契約なし:649ドル → 449ドル
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64GBモデル
- AT&Tサービス契約(2年間):299ドル → 99.99ドル
- サービス契約なし:749ドル → 549ドル
Amazonは値下げの理由を明らかにしていない。多くのニュース媒体がFire Phoneの販売不振を指摘しており、米Appleが9日にスペシャルイベントを開催する前に値下げに踏み切ったと見ている。米Chitikaが同社のオンライン広告ネットワークから北米における広告インプレッションをサンプルに推定したFire Phoneのシェアは、7月25日の出荷開始から20日後の時点で0.02%。ComScoreのデータから推測すると約35,000台になる。