みずほ銀行は7日、スリランカへの外国企業誘致・投資促進機関であるスリランカ投資委員会(Board of Investment of Sri Lanka/Chairman Dr. Lakshman Jayaweera、以下BOI)と業務協力覚書(以下同覚書)を締結した。

BOIは、1978年に設立された「大コロンボ経済委員会(Greater Colombo Economic Commission)」を前身とし、それを再構成する形で1992年に再編設立、昨年1月に「投資委員会」として独立した、外国企業進出・投資を促進する中心機関。特に近年では、日本人外部アドバイザーの招聘や専担者を配置した「ジャパンデスク」の設置など、日系企業のさらなる誘致を視野に体制強化が実施されているという。

同覚書は、スリランカへの新規進出・事業拡大を検討する日系企業を中心とした顧客に対し、有益なビジネス情報および充実したサービスの提供を目指すもので、具体的には、(1)日系企業進出・誘致に関する相互協力、(2)投資・進出セミナーや相互訪問ミッションの共催、(3)日系企業進出時の手続きサポート等に取り組んでいくとしている。

同行は、BOIとの同覚書締結のほか、同国最大手国営銀行「Bank of Ceylon」との間で進出日系企業への地場金融サービス提供を目的とした業務協力協定を締結(7月)しており、日系企業の進出検討から進出後の事業展開サポートに至る一貫したサービスを提供できる体制を整えているという。

〈みずほ〉として、今後活況が見込まれるスリランカビジネスへのアクセスを強化し、スリランカの経済発展に貢献するとともに、同国におけるビジネス機会の提供を通じ、顧客の事業拡大を引き続きサポートしていくとしている。