平成27年度前期NHK連続テレビ小説『まれ』の出演者発表会見が8日、東京・渋谷の同局で行われ、ヒロインの土屋太鳳はじめ、新たに出演が決まった大泉洋、常盤貴子、葉山奨之、田中泯、田中裕子、篠井英介、鈴木砂羽、中村敦夫、山崎賢人、清水富美加、門脇麦が出席した。
2015年3月30日からスタートするNHK連続テレビ小説第92作目の『まれ』。石川県能登地方を舞台に、世界一のパティシエを目指して厳しい修行に挑み、地元の能登で小さな店を開くヒロイン・津村希(まれ)の姿を描く。7月にヒロインの希を演じる土屋太鳳の発表があったが、この日は土屋以外の主な出演陣の発表会見が行われ、土屋と11人のキャストが勢揃いした。
土屋扮する希の父親、徹役には大泉洋。朝ドラ初出演となる大泉は「朝ドラに出るのは夢でして、とにかく子どもの頃から両親が見ていました」と喜びを表現しながら「今回のお話をいただいた時にヒロインの相手役かと思いましたが、父親役なんだと…。今私には3歳の娘がおりますが、2人(土屋と葉山)の父親だと思うと空恐ろしいです…。非常にダメな父親ではありますが、コミカルに愛されるキャラクターをやっていきたいと思います」と意欲。希の母親・藍子役を演じる常盤貴子も朝ドラ初登場で「太鳳ちゃんの主役会見をテレビで拝見しましたが、吉高(由里子)さんが泣いて喜ばれたと聞き、出演者に愛される太鳳ちゃんだったら愛おしいヒロインになってくれると思いました。ますます楽しみになりましたよ」とクランクインが待ち遠しい様子だった。
そんな2人に土屋の印象を尋ねると、「凄まじく礼儀正しく、お菓子をみんなに配ってくれて何て素晴らしいんだろうと思いました」(大泉)、「皆さんに愛されている方なので人間力が高いと思うし、オリジナルな言葉をお持ちなので、これから一緒にいる時間が楽しみだし疲れた時は太鳳ちゃんの顔を見て癒やされたいです」(常磐)と回答。一方の土屋は「実の父がほんわかしているので、大泉さんは父に似ていると思います。常磐さんはすごく優しくて会った時に本当に可愛らしくて自分の方がお母さんっぽいと思いましたよ。お若くて本当に素敵で綺麗な方です」と絶賛しながら、「この前の会見の時は合格発表みたいな気分でしたが、今回は入学式のような気分でいます。しっかり修行しますので、よろしくお願いします!」と決意を新たにしていた。