ドイツのベルリンで9月5日より開催されている「IFA 2014」。LGエレクトロニクスブースでは、円形有機ELディスプレイを採用した腕時計型端末「LG G Watch R」や、最新スマートフォン「LG G3 Stylus」などが展示されている。
さらに白物家電では、スマートフォンとの連動による「Smart Home」をデモストレーション。LINEを通じて洗濯機やロボット掃除機と対話をしながら操作できる様子を実演した。薄型テレビでは、今年1月に米ラスベガスで開催されたCESで展示したものが中心となったが、限定した来場者を対象に、98型の8K液晶テレビを参考展示。先進性を訴求してみせた。
ここ数年、IFAでもCESでもLGエレクトロニクスブースの入口は、大画面のパネルを敷き詰め、3Dによる迫力映像を見せつけるのが恒例となっていた。だが今回は、84型の4Kパネルを使用して、ブース内で展示している製品などを紹介。これまでの展示に比べると地味な印象ながらも、4Kならではの映像を表現してみせた。
ロボット掃除機、LINE連携……「SmartHome」を訴求する白物家電の展示
白物家電が展示されていたのは、ブースのほぼ中央。CESでも展示された「Smart Home」が主役となっていた。LGエレクトロニクスでは、「Smart Home」において、LINEと提携。LINEを通じて、洗濯機やロボット掃除機、オーディオ機器などの操作を行えるのが特徴だ。
ロボット掃除機にはLINEを通じて掃除を頼むと、それに対して返事をしてくれる。また、各家電製品向けの専用アプリを使うと、それぞれの家電製品に適した操作画面を表示。オーブン向けのアプリではレシピなどを表示。洗濯機では洗濯方法をスマホから選ぶことができる。
【左】オーブン向けのアプリではレシピなどが表示される 【右】洗濯機を専用アプリを使用して操作。洗濯方法をスマホから選択できる |
【左】ロボット掃除機もスマホを使って操作。LINEのやりとりで行える 【右】ロボット掃除機の前面に搭載したカメラの映像はスマホでも見ることができる |
一方、洗濯機では、LGエレクトロニクス独自のTurboWash機能やTrueSteam機能などを紹介。食器洗浄機では、スケルトンモデルを用意して、洗浄力を訴えた。 また、「Cord Zero」で展開するコードレス掃除機も、吸引力の強さをアピール。日本でも販売が好調なふとん掃除機「VH920DSW」も実演してみせた。