パナソニックは9月8日、同社の乾電池「EVOLTA (エボルタ)」を動力に使用して、電車を実在の線路上で走らせるチャレンジを行うと発表した。11月2日に秋田県大館市の「旧小坂鉄道廃線」で実施する。

今回のチャレンジでは、総重量約1トンのオリジナル車両を製作し、人を乗せて8kmの区間を走破する計画だ。車両の製作は秋田県立大学などと共同で行う。車両の動力源は単1型乾電池で、素材に特殊強化段ボールを使用する。外形寸法はW160×H220×L410cm、重量は約500kg、定員は10名(500kgまで)。

車両イメージ

車両ヘッドマーク

乾電池エボルタ

旧小坂鉄道跡地

同社のエボルタによるチャレンジでは昨年、「プラレール」のタカラトミーと共同で、世界一長いプラスチックレールを走破するギネス世界記録を達成。それまでも、乾電池や充電池を動力に、マスコットロボットの「エボルタくん」がグランドキャニオン登頂やル・マン24時間走行、東海道五十三次走破を果たしてきた。