スマートフォンやタブレットは、外出先での便利さや生産性や楽しみを広げてくれるアイテムとして、日々の生活を支えてくれるようになった。今までパソコンで行うべきだと思われていたメールのやりとりや文書作成、情報整理も、一部あるいは大部分をスマートフォンですませることができるようになった。

スマートフォンはそれまでの携帯電話と違い、一度購入してからでもOSのアップデートやアプリの追加で、機能が改善したり、新しい役割を追加できる点がメリットだ。購入してからさらに便利になることこそ、スマートフォンの醍醐味ともいえる。

この発展性をより広げてくれているのがアクセサリだ。

米国で生活していると、日本の家電量販店のスマホアクセサリコーナーには圧倒され、常に新しい発見が待ち受けている。実用性の高いもの、装飾してより自分の好みのデザインに変えられるもの、スマホそのものの機能を拡張してくれるものなどよりどりみどり。

そこで本稿では、普段筆者が愛用しているスマートフォン向けのアクセサリを紹介していこう。

モバイルバッテリーは2種類持とう

スマートフォンの電池の持ちは、いくら長くても困らない。しかし大きなバッテリーは端末サイズの拡大と重量の増加に直結する。また通信環境やアプリの使用状況にも大きく左右される。そこで、外部のバッテリーを利用すると良い。

すでに多くの方が利用しているスマートフォン向けアクセサリはモバイルバッテリーだ。

筆者は2011年の東日本大震災の際に出張中で、自宅や普段の職場には当日は帰れなくなっていた。当時持っていたエネループのバッテリーのおかげで家族と連絡が取れた経験がある。以降、モバイルバッテリーは重要なライフラインであるスマホを支える必須ガジェットとなった。

大容量のバッテリーの方が良いのはもちろんだが、重さや大きさがだいぶ違うため、スケジュールなどに合わせて、大・中の2種類のバッテリーを併用している。また大容量バッテリーは使い切ると、フル充電まで睡眠時間以上の時間がかかるため、複数あれば外出中に充電させておける

そのモバイルバッテリーだが、日本市場は、米国からすると驚くほど価格が下がり、デザインも選べるようになってきている。スマホが約5回充電できる10000mAhのものでも2000円前後で手に入る手軽さだ。前述の通り、バッテリーの容量はサイズと重さに直結する。外出先で2回ほど充電できる軽い5000mAh前後と、出張や旅行、忙しい日のための大容量10000mAh級の2つを揃えておくと良いだろう。

どんなバッテリーでも基本的には同じだが、残量を5段階ほどのランプで表示してくれるタイプのものを選ぶと、充電タイミングがわかりやすく便利だ。また2ポート備えていたり高速充電に対応するものを選んでおくと、タブレット使用時やBluetooth機器の外出先での充電にも利用できる。