ジャストシステムは、同社の日本語変換システム「ATOK」に関して、「ATOK for iOS 8」のリリースを正式に表明した。ティザーサイトらしきものも公開している。
そこには、「iOS 8 のための ATOK」「iOS史上最高峰の日本語変換」といった記述が並ぶ。さらに手書きで「はい、実はiOS向けATOK作ってました。開発リーダー」と書かれている。ジャストシステムによると、iOS向けATOKの開発に携わった人たちが、開発状況や開発への思いなどを直筆でメッセージしていくという。
iPhoneやiPadのiOSはこれまで、さまざまな制約からサードベンダー製の日本語変換システム(キーボードアプリ)が使えなかった。この状況が変わったのは、2014年6月に行われた米アップルによる開発者イベント「WWDC 2014」だ。米アップルはiOS 8とともに、APIやアプリ連携の強化を発表。サードベンダー製の文字入力システムに道が拓かれた。
この段階でジャストシステムは、iOS 8向けATOKの開発を前向きに検討と表明していた。2014年9月5日の時点では、「ATOK for iOS 8」の提供時期や価格などはまだ不明だが、そう遠くない時期に明らかになると思われる。