ネオマーケティングは9月5日、iPhone5s/ 5cユーザーを対象にした満足度調査の結果を公表した。それによると、iPhoneユーザーの75.5%が次期モデルに購入意向を示しており、キャリア別で満足度を聞いたところ、総合満足度を含めた全29項目中24項目で、KDDI(au)の満足度が高い結果となった。特にLTE通信の速さ・広さ・つながりやすさでユーザーから高評価を得ているという。
本調査は、現在iPhone5s/ 5cを使っている全国の15歳以上のユーザー4200名、NTTドコモ/KDDI(au)/ソフトバンクモバイルのユーザーそれぞれ1400名を対象に行ったもの。調査期間は2014年8月12日~8月19日の8日間で、所有端末に関する満足度と、次期iPhoneについての購入意向について聞いた。
KDDI(au)ユーザーの満足度が最も高い結果に
自身が利用するiPhone5sまたは5cの総合満足度について聞いたところ、「大変満足している」「満足している」「やや満足している」と回答した人は合計94.6%で、総じて満足度が高いことが分かった。キャリア別で比較してみると、満足度トップは「KDDI(au)」で96.4%、次いで「NTTドコモ」の94.2%、「ソフトバンク」の93.2%という結果だった。
次に「通話品質の満足度」「通信品質の満足度」「機能の満足度」「キャリアの満足度」に関する全28項目についての満足度を聞いたところ、「満足」「やや満足」の合計は次のようになった。
KDDI(au)ユーザーは「LTEのインターネットの速さ」(87.9%)、「プラチナバンドLTEへの対応」(85.3%)、「アフターサービス・サポート」(79.3%)の項目で他キャリアより5ポイント以上差をつけポイントが高い結果となった。このほか「LTEの通信エリアの広さ」(88.2%)、「LTEのつながりやすさ(日常)」(86.9%)の項目でも高い結果となり、KDDI(au)はLTE通信の速さ・広さ・つながりやすさで評価が高いことが分かった。
一方でNTTドコモユーザーは、通話における「音質のよさ」(91.2%)、「通話中の途切れなさ」(89.2%)の項目で満足度が1位となった。ソフトバンクユーザーについてはiPhone 5s/ 5c利用における「SNSの利用」(69.3%)、「ゲーム」(58.1%)の項目において満足度が1位となり、各キャリアの特徴が出る結果となった。
各項目を満足度の高いキャリア別にまとめると次のようになる。総合満足度を含めた全29項目中24項目と全般的にKDDI(au)の満足度が高い。NTTドコモは3項目、ソフトバンクは2項目で満足度が高い結果となった。
iPhone 6の何処に期待する? 月額料金は気になる?
現在、iPhone 5s/ 5cを使っているユーザーに満足しているポイントを聞いたところ、「満足」「やや満足」の合計が高い項目には「デザイン性の高さ」(94.7%)、「全体的なスペックの高さ」(93.5%)、「処理能力の高さ」(91.5%)などが挙がった。
次期iPhoneに対しての興味と購入意向という質問に対し、「とても購入したい」「購入したい」「やや購入したい」と答えた人は75.5%。多くのユーザーが次期iPhoneに対して購入意向を示していることが分かった。なお同調査では86.1%が次期iPhoneに興味を持っており、注目度が非常に高いことが分かった。
次期iPhoneの新機能で興味があるものについても聞いた。結果は「防水機能」(40.8%)、「ワイヤレス充電」(35.7%)、「高速Wi-Fi」(28.6%)といった機能への興味が高いことが分かった。
このほか、次期iPhone購入時に検討する項目について聞いた(複数回答)。結果は「月々の利用料金・料金プランが魅力的かどうか」(61.4%)が最も高く、次いで「端末の購入価格が安いかどうか」(48.6%)、「通信速度が速い・インターネットが快適かどうか」(47.7%)となった。料金・価格面と通信の速度を重要視していることが伺える。
(執筆:大石はるか)