スタイルアクトは5日、2013年版「売主別中古マンション価格騰落率ランキング」を発表した。

同ランキングは、2013年に売り出された中古住戸と2001年以降に分譲された住戸の新築時価格を比較して、新築時からの騰落率を算出し、これを売主別(JVなし)とマンションブランド別に集計したもの。住戸サンプル数は全3万8,771件で、30以上サンプル棟数のあるデベロッパー、マンションブランドを対象としている。

その結果、売主別騰落率ランキングの1位は4年連続で丸紅となった。以下、2位は東急不動産、3位は伊藤忠都市開発、4位は大成有楽不動産、5位は三井不動産レジデンシャルと続いた。上位3社を昨年と比べると、2位の東急不動産が5位から順位を上げ、1位の丸紅と3位の伊藤忠都市開発は順位をキープした。

売主別中古騰落率ランキング(サンプル棟数30以上)

マンションブランド別騰落率を見ると、1位はファミール(丸紅旧ブランド)、2位はアルス(東急不動産旧ブランド)、3位はグランスイート(丸紅現行ブランド)となり、上位3位は昨年と同じ順位だった。現行ブランドに限定すると、1位はグランスイート、2位はブリリア(東京建物)、3位はプラウド(野村不動産)となった。

全体の中古騰落率を全体の平均築年数で割り、 1年当たりの全体騰落率を算出したところ、昨年公表版までは減少傾向にあったが、2013年はマイナス1.3%(全体平均中古騰落率マイナス10.0%、平均築年数7.7年)と、わずかに回復した。