カルビーはこのほど、女性を対象とした「間食に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は20代~50代の専業主婦、会社員(アルバイト、パートは除く)を対象として8月1日~5日に実施。824名(専業主婦412名、オフィスワーカー412名)の回答を得た。

"毎日間食"は43.8%。20代オフィスワーカーは"毎日朝食"が約半数

96.0%の女性が週に1日以上間食。第1位は「ほぼ毎日」で43.8%

「間食頻度」を聞いたところ「週に1日以上」の合計が96.0%と、ほとんどの女性が間食をしていた。1位は「ほぼ毎日」の43.8%だった。職業別に見ても「ほぼ毎日」と答えた専業主婦は51.5%、オフィスワーカーは36.2%と、いずれにおいても第1位となっており、間食の習慣化が見受けられたという。

朝から「小腹が空いて」間食を摂る人も多い

また、週に1日以上間食をする人に「間食する時間帯」を複数回答で聞いたところ、「昼~夕方」が89.4%となり、多くの女性がこの時間帯に間食をしていた。「間食の理由」は、どの時間帯においても「小腹がすいているから」が1位だった。

続いて「朝食をとる頻度」を聞いたところ、74.6%が「ほぼ毎日」と答えた。しかし、20代オフィスワーカーにおいては、他の層に比べて「ほぼ毎日」の割合が低く、約半数が毎日は朝食をとれていないことがわかった。その20代オフィスワーカーの間食習慣を見ると、57.5%が「食事代わり」「小腹がすいているから」を理由に朝の時間帯に間食をしており、間食が食事代わりの機能を果たしていることがうかがえたという。

約半数の女性が間食選びに気を遣わず

「間食選びで気をつけている、または気をつけたいポイントがあるか」を聞いたところ、「ある」(54.9%)、「ない」(45.1%)で、約半数が「ない」という結果になった。

「間食にラーメン」という女性も

「普段、間食しているもの」については、1位が「チョコレート」(73.6%)、2位「アイスクリーム」(65.1%)、3位が「スナック菓子」(63.8%)となった。これらを意識的に選んでいる人の声としては、「カカオポリフェノール(チョコレート)」「牛乳が含まれるから(アイスクリーム)」「塩分補給(スナック菓子)」など、原料に含まれている成分を気にする声と、「リフレッシュ効果(アイスクリーム)」「いつも食べているから落ち着く(スナック菓子)」など嗜好品として好んで食べている声とで二分された。

健康や美容を考えると「野菜や果物を間食にしたい」が95.1%

野菜不足による肌荒れや便秘を心配する女性が多い

一方で「普段の食生活に関し、野菜不足を感じているか」を尋ねたところ73.4%が「感じる」と回答しており、オフィスワーカーに関しては「感じる」の割合が80.3%だった。また、「野菜が不足する際の不安事項」については、20~30代は「肌荒れ」(70.6%)、「便秘」(68.7%)、40~50代は「便秘」(64.8%)、「免疫力の低下」(51.2%)がそれぞれ過半数を占めた。

健康や美容を考えると、甘い菓子類が敬遠される傾向に

また、普段選んでいる間食に続いて「健康や美容を考えた際に選んだ方がよいと思う間食」を聞くと95.1%が「野菜スナックやドライフルーツ」と回答し、日頃の野菜不足を解消したいという気持ちがうかがえたという。2位以下は「ヨーグルト」(72.0%)、「携帯できる栄養食品」(26.6%)だった。

最後に、間食にしたい野菜を複数回答で聞いたところ、上から「さつまいも」(47.1%)、「とうもろこし」(46.4%)、「枝豆」(40.9%)という結果だった。同社は「甘味を感じやすい野菜に人気が集まったことから、甘味料などを用いない野菜本来の甘みを感じたい人が多いという傾向がうかがえる」とコメントしている。