東京都は4日、2014年7月の住宅着工統計を発表した。それによると、7月の新設住宅着工は前年同月比1.5%減の1万1,448戸となり、2カ月ぶりに減少した。貸家は増加したのに対し、持家と分譲住宅が減少した。
住宅の種類別に見ると、持家は前年同月比18.4%減の1,601戸と、6カ月連続の減少。分譲住宅は同1.7%減の4,483戸と、2カ月ぶりの減少で、うち、マンションは同7.9%減の2,544戸と、6カ月連続の減少、一戸建ては同7.8%増の1,910戸と、2カ月連続の増加となった。
一方、貸家は前年同月比3.2%増の4,957戸と、9カ月連続で増加した。
地域別に見た場合、都心3区(千代田区、中央区、港区)は前年同月比48.0%減の347戸と、3カ月連続の減少。都心10区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区)は同24.1%減の2,220戸と、3カ月連続の減少。区部全体は同4.1%減の8,455戸と、5カ月連続の減少。市部は同7.7%増の2,968戸と、3カ月連続の増加となった。