小栗旬主演のフジテレビ系ドラマ『信長協奏曲』が月9枠(毎週月曜21:00~)で10月13日にスタートすることが決定し、その主題歌をロックバンド・Mr.Children(以下ミスチル)が書き下ろしたことが5日、明らかになった。
本作は、漫画家・石井あゆみ氏の同名漫画を原作に、小栗旬が主演を務めるドラマ。高校生のサブローが1549年の戦国時代にタイムスリップし、そこで出会った自分と顔がそっくりな本物の織田信長に「病弱な自分に代わって織田信長として生きてほしい」と頼まれ、天下統一を目指していく。7月からテレビアニメ、10月から連続ドラマが放送された後、劇場映画が公開されるという今回の「フジテレビ開局55周年記念プロジェクト」。小栗は、ドラマと劇場版でサブローと織田信長の1人2役を演じる。
ミスチルが月9主題歌を担当するのは、2001年10月クールに放送された『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』の「youthfuldays」以来、13年ぶりのこと。楽曲制作を担当したボーカルの桜井和寿は「このドラマの背中を押したくてまた自分達にも、新しい風を吹かせたくて気負い過ぎていたのでしょう。。何曲作っても納得できなくて、何度も何度も手直しして、やっと『これだ!!!』って曲が完成しました」と苦心の末に完成した楽曲だったことを明かし、「強さと優しさを併せ持つそんな曲を、『信長協奏曲』からプレゼントされた、そんな気持ちです。ありがとうまた次の一歩を踏み出せます」とコメントを寄せた。
村瀬健プロデューサーは「桜井和寿さんの紡ぎ出す、強さと優しさを同時に感じさせてくれるメロディーと歌詞が作品を包み込んでくれたら、最高に素晴らしい世界が生まれると思ったから」とミスチルにオファーし、「完成した曲を初めて聴かせていただいたときには、知らないうちに涙がこぼれていました」。「戦国の世を生き抜こうとする主人公・サブローだけでなく、新しい一歩を踏み出そうとしているすべての人の背中を押してくれる、最高の主題歌だと思います」と称賛の言葉を送っている。
月9枠で時代劇が放送されるのは、今回が初めてのこと。現在放送中の木村拓哉主演の月9ドラマ『HERO』は13年ぶり復活の続編という王道路線が功を奏し、視聴率20%前後をキープしている。それに続く、今回の新たな試みを視聴者はどう受けとめるのか。その行方にも注目が集まる。