パナソニックは3日(独時間)、ドイツのベルリンにて開催される「IFA 2014」のプレスカンファレンスにおいて4K/60pでの撮影に対応したデジタルビデオカメラ「HC-X1000」を発表した。プロとハイアマチュア向けのモデルだ。Webページ上で事前予約を受け付けており、直販価格は3499.99米ドルとなっている。

4K/60p撮影に対応した「HC-X1000」

HC-X1000は、60p/50pの4K(3,840×2,160ドット)動画撮影が可能なデジタルビデオカメラ。主なユーザー層として、プロとハイアマチュアを想定している。4K/60p撮影時のビットレートは150Mbpsだ。撮像素子は総画素数約1,847万画素の1/2.3型の裏面照射型MOSセンサーを搭載。レンズにはライカ製のDicomerレンズが採用されている。

主な仕様は次の通り。レンズは、焦点距離(35mmフィルム換算時)が29.5~600mm(動画撮影時・アスペクト比が17:9の場合)、30.8~626mm(静止画撮影時・アスペクト比が16:9の場合)の光学20倍ズーム。開放F値がF1.8~3.6となっている。レンズに内蔵されたNDフィルターは1/4、1/16、1/64、OFFで設定可能だ。シャッター速度は60p撮影時で1/8,000~1/8秒。画像処理エンジンには「Crystal Engine Pro 4K」を採用。3.5型のタッチパネル式液晶ディスプレイを搭載。0.45型のEVF(電子ビューファインダー)も備える。

通信機能は、IEEE 802.11 b/g/nに準拠したWi-Fi、NFCをサポートしている。接続したスマートフォンやタブレットからのリモート撮影も行える。対応する記録メディアはmicroSD/SDHCメモリーカードで、動画のフォーマットはMPEG-4 AVC/H.264。サイズはW160×D315xH170mm、重量は1,550g(バッテリーとSDカード含む)。

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