イオンは3日、北九州市と包括連携協定を締結したと発表した。今回の協定は、北九州市とイオンの双方が持つ資源を有効活用し、地域の活性化および市民サービスの向上に協働で取り組むことを目的としているという。

具体的には、市民の健康づくりや高齢者施策をはじめ、災害対策、地産地消の推進と国内外のイオングループの店舗網を利用した北九州市産品の販売促進のほか、電子マネー「WAON」の活用などについて取り組んでいく。

同協定の取り組みの第1弾として、イオンは北九州市に由縁があり、北九州市マンガミュージアムの名誉館長を務める漫画家の松本零士さんの代表作『銀河鉄道999』をモチーフにした、ご当地WAONカード「元気発進! 北九州WAON」を11日に発行する。

「元気発進! 北九州WAON」表((C)松本零士)

「元気発進! 北九州WAON」裏

「WAON」加盟店で同カードを使用して支払われた金額の一部は、イオンから北九州市に寄付され、同市が進める健康づくりと高齢者施策の推進活動に活用される。対象となるWAON加盟店は、イオングループ店舗やマクドナルド、ファミリーマート、吉野家など全国18万9,000カ所。

販売場所は、九州全県のイオン、マックスバリュ、ホームワイド、イオンバイクなど計248店舗で、順次全国に拡大する予定。発行手数料は300円。チャージ可能金額は最大5万円(1回当たりのチャージ金額は2万9,000円)。