プールサイド(東京都渋谷区)では、4年生大学卒業者で、新卒で入社した会社に現在も務めている社会人歴1~3年目の全国の22歳~29歳の男女を対象に、仕事に関するアンケート調査を実施した。調査日時は8月14日~19日で、100名(男性49名、女性51名)から回答を集めた。

現在の会社を辞めたいと考えたことがありますか?

現在の会社を辞めたいと考えたことがあるか尋ねたところ、「一度でも辞めたいと考えたことがある(「現在辞めたいと考えている」または「現在は考えていないが過去に考えたことがある」)」と回答したのは全体で58.0%だった。うち大企業群は55.3%、中小(ベンチャー)企業群は60.4%となっている。

「一度でも辞めたいと考えたことがある」と回答した人に辞めたいと考えた時期について尋ねたところ、全体では「入社してすぐ」が27.6%、「(入社から)3カ月~6カ月以下」が27.6%で、合わせて約半数以上が半年以内に「辞めたい」と考えたと回答している。

入社する前と入社後で、会社のイメージに変化はあったか尋ねると、「(悪い意味で)イメージの変化があった」と45.0%が回答した。うち大企業群は53.2%、中小(ベンチャー)企業群は37.7%だった。

「(悪い意味で)イメージの変化があった」と回答した人にその理由を尋ねたところ、最も多い回答は「拘束時間が長い」(51.1%)で、以下、「給料が高くない」(46.7%)、「優秀な上司・先輩がいない」(37.8%)と続いた。「拘束時間が長い」と回答した51.1%のうち、大企業男性群の回答は84.6%と高く、大企業の男性は会社に拘束されている時間が長いようだ。

現在の会社に入社する前と、入社してからのイメージの変化としてあてはまるものは何ですか?

学生時代の就活で「もっとこうしておけばよかった」と思うことを尋ねると、最も多く選ばれた項目は「自分のやりたいことを明確にするべきだった」(40.0%)だった。特に中小(ベンチャー)企業に勤務する群が回答する傾向が高い。大企業に勤務する群は、「社会人の人と直接話す機会を持つべきだった」という回答が最も多くなっている。

学生時代の就活で「もっとこうしておけばよかった」と思うこと