JR西日本はこのほど、2015年3月14日の北陸新幹線金沢～長野間の開業にともなう定期乗車券の発売終了について発表した。

北陸本線を走る普通列車

新幹線開業により、北陸本線金沢～直江津間と信越本線直江津～長野間はJRから経営分離され、第3セクター鉄道各社(IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道、えちごトキめき鉄道、しなの鉄道)に移管される。JR西日本が発売する乗車券類は経営移管後の同区間では使用できなくなるため、定期乗車券についても有効期間が2015年3月14日を超えるものは発売されないこととなる。

具体的には、6カ月券は9月14日を利用開始日とする発売をもって販売終了に。同様に、3カ月券は12月14日、1カ月券は2015年2月14日をそれぞれ利用開始日とする発売をもって終売となる。

6カ月定期乗車券の販売終了にともない、有効期間の終了日を2015年3月13日までとする定期乗車券に限り、3カ月または1カ月定期乗車券に必要な日数を加えて発売する措置を取る。一例として、10月1日を利用開始日として2015年3月13日まで定期乗車券が必要な場合、10月1日から12月31日までの3カ月券に1月1日から3月13日までの72日間を加えて発売するという。