日本銀行は2日、2014年8月のマネタリーベース(日本銀行券発行高、貨幣流通高、日銀当座預金の合計値)を発表した。それによると、8月末のマネタリーベースは前月末(243兆1,864億円)比3,065億円増の243兆4,929億円となり、2カ月ぶりに過去最高を更新した。
内訳は、日本銀行券発行高が86兆8,340億円(前月86兆5,281億円)、貨幣流通高が4兆6,036億円(同4兆5,991億円)、日銀当座預金が152兆553億円(同152兆592億円)となった。
併せて発表した8月のマネタリーベース平均残高は前年同月比40.5%増の242兆3,138億円となった。なお、前月比は7,930億円減と、2013年2月以来1年半ぶりに減少した。日銀当座預金が減ったことが影響した。
内訳は、日銀当座預金が前年同月比79.3%増の151兆2,314億円で、前月比では9,575億円減少した。日本銀行券発行高は前年同月比3.5%増の86兆4,799億円、貨幣流通高は同0.9%増の4兆6,025億円となった。